神奈川県の小中学校「主権者教育」指導事例集が発行!

2年連続、県内8つの実践協力校の取組を紹介!

2019年4月10日、神奈川県教育委員会は「小・中学校における政治的教養を育む教育」について、「平成29年度・30年度実践協力校 指導事例集」を公表しました。

このウェブサイトでもご紹介していますが、神奈川県教委の依頼を受け、3年前から「小・中学校における政治的教養を育む教育」に関わる会議の座長を務めており、この指導事例集の作成も主導的に関わりました。

2016年度には「小・中学校における政治的教養を育む教育」検討会議が設置され、小・中学校段階において身に付けたい力について検討を行いました。

発達段階に応じた系統的な指導「政治的中立性を確保するポイント」が盛り込まれ、現場の先生方にとって負担に感じないように、これまで各学校で積み重ねてきた学習を活かす授業のあり方を明記した「指導資料」を作成し、県内の小・中学校に配布しました。

2017年度には「小・中学校における政治的教養を育む教育」実践協力校連絡会が設置。

指導資料を参考に、県内の公立小学校2校・中学校2校の計4校が実践協力校として指定され、2018年度まで2年連続で本格的な授業実践が行われてきました。

今回公表された「指導事例集」では、2017年度と2018年度の実践協力校における「小・中学校における政治的教養を育む教育」の取り組みが掲載されており、

単元計画・本時の様子・研究協議・実践協力校での授業実践を基にした指導事例

の4つが、現場の先生方にとって分かりやすく、授業で参考・活用できるように書かれています。

実践協力校の学校名も公表されており、小・中学校における主権者教育に関して、全国初の指導事例集となっています。

指導事例集は神奈川県教育委員会のホームページからダウンロードできます。

神奈川県内のみならず、全国各地の小・中学校の先生、教育委員会、主権者教育を推進している研究者・NPO等の教育関係者の方々に、是非ご覧いただければ幸いです。

神奈川県では、2019年度も「小・中学校における政治的教養を育む教育」実践協力校連絡会を継続し、新たな実践協力校のご協力のもと、この取組を充実・拡大していこうとしており、私自身も4年連続の座長として、義務教育段階からの主権者教育の導入を進めていきます。

この取り組みについては、毎日新聞からインタビュー(2019年4月2日付)を受けましたので、併せてご参考にしていただければ幸いです。

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