豊橋JC☓愛知大生で「18歳成人プログラム」開発へ!

大学生15名が「高校生向け主権者教育」を考案し実施!

2018年4月28日、愛知県豊橋市にて、公益社団法人豊橋青年会議所(JC)主催「20→18プロジェクトDAY1」が開催されました。

このプロジェクトは、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、豊橋JCの主権者教育実践委員会が豊橋市内の高校生に向けた授業プログラムを開発しようと企画したものです。

私は昨年末に同委員会から依頼をいただき、約半年を掛けて企画の練り上げに協力してきました。

JCは各地で様々な主権者教育に取り組んでおり、昨年は多治見JC(岐阜県)でも主権者教育のイベントでの講演やパネルディスカッションでのコーディネータを務めています。

豊橋JCの取組でユニークな点は、主権者教育のプログラムをJCだけで開発するのではなく、市内にある愛知大学地域連携学部の3年生たちと一緒に考案し、同じく市内にある桜丘高校で実施する、ということです。

授業で扱う主権者教育のテーマは「成人年齢の引き下げ」

2018年3月13日に成人年齢を18歳に引き下げる「民法改正案」が閣議決定され、4月24日に衆議院で審議入りしました。

改正案が成立すれば、2022年4月から「18歳成人」が導入される見込みで、高校生にとっても身近なテーマです。

こうしたことから、高校生が「18歳成人」に関して考えられる主権者教育プログラムとは何か、愛知大学の学生たちと豊橋JCがディスカッションすることになり、「DAY1」では私が講師として登壇しました。

まず、「主権者教育とは何か」について、18歳選挙権の意義や課題を整理し、国内外の実践例について紹介しました。

その後、主権者教育プログラムの原案として、私の方で作成してきたワークシート(下)を活用しながら、「18歳成人に賛成?反対?」について、大学生たちが3グループに分かれ、豊橋JCのメンバーを交えて、ワークショップを行いました。

特に「【ステップ2】ミニ講義」の内容を考えてもらう時間を多く取りました。

それは、「授業を作る大学生は、この主権者教育プログラムを通じて高校生に何を伝えたいのか?」「授業を受ける高校生は、18歳成人についてどうすれば理解が深まるのか?」という、二つの視点を大切にしてほしいからです。

そして、私の作成したワークシートは、あくまでも原案で未完成なので、どんどん新たなアイデアや工夫を加えて、オリジナルの主権者教育プログラムを考案してほしいとお伝えしました。

これから愛知大学の学生の皆さんが、どんなプログラムを作り、高校生にとっても自分たちにとっても学びと気づきの多い主権者教育のモデルを練り上げるか、非常に楽しみにしています。

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