初めて対面で講演!高校1年・2年の約200名が「マイ争点」に挑戦
2023年2月7日、明星高等学校(東京都府中市)主権者教育講演会が開催されました。
2年半ほど前、同校の先生からご依頼があり講演させていただいたところ、先生方にも生徒の皆さんにも好評ということで3年連続での登壇となりました。
過去2年は新型コロナウイルス感染症の拡大でオンライン開催となりましたが、ついに3年目にして初めて明星高校の講堂にて講演をすることができました。
当日は、MGS(明星グローバルサイエンス)の高校1年生と2年生の計200名ほどに向けて、「18歳選挙権って何だろう?~体験!主権者教育~」と題して講演。
講演では、2015年に成立した18歳選挙権の意義や背景、主権者教育の定義・実践(小学校・中学校・高校)、海外の先進的な若者参画の事例を取り上げ、国内外の視点から若者の政治参加や主権者教育のあり方を考えていただきました。
明星高校は特別活動も盛んに行われているということで、「身近な学校生活(部活動・生徒会活動)をテーマにした主権者教育プログラム」も入れ込みました。
また、これまで多くの学校や自治体等で好評をいただいている主権者教育「マイ争点」ワークシートも、今の国会で論戦が行われている政策課題に合わせて争点をアップデートしました。
生徒の皆さんには、投票で自分が大切と思う項目について自分で考えていただいた後に、周りの友人と自由に話したり、タブレットで情報を調べる時間も設けました。
終了後の質疑応答では、
・国会議員の選挙には比例代表制があるが、小選挙区で落選した候補がなぜ復活するのか?
2023年2月7日 明星高校「主権者教育講演会」より
・20代の投票率が10代よりも低い傾向にあると今日学んだが、その理由と対策は?
従来同様、生徒の皆さんから非常に熱心かつ鋭い質問をいただきました。
昨年4月から、18歳成人が実施され高校には新科目「公共」も導入されるなど、主権者教育の重要性はますます高まってきています。
選挙の前だけ盛り上がるのではなく、この明星高校のように日常的かつ継続的に主権者教育の講演会を実施されることは素晴らしいですし、是非とも他校に広がってほしいと思います。
今年も引き続きリアル・オンラインにかかわらず柔軟に対応しますので、主権者教育に関心のある学校や教育委員会、選挙管理委員会等の方は、是非ご相談いただければ幸いです。
写真提供:明星高等学校
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