図書館から初めての「学習講座」の講演依頼
この夏の参議院選挙では、テレビ・新聞・ネット等の多くのメディアの取材を受けるとともに、従来にはなかった講演依頼をいただくことになりました。
これまで、選挙前の主権者教育といえば、学校(特に高等学校)や自治体(特に選挙管理委員会)がメインでしたが、今回は専門学校(東京都専修学校各種学校協会)での公開授業の依頼をいただきました。
この公開授業については、告示日の東京新聞朝刊(6月22日付)や投開票当日のTOKYO MX 選挙特番(7月10日放送)等で紹介され、大変な反響がありました。
もう一つ初めて講演依頼をいただいたのが「図書館」です。
練馬区立関町図書館(東京都練馬区)では、毎年「学習講座」を開講しており、今回は「18歳成人と18歳選挙権」をテーマにした内容を企画されたそうです。
今年の講演依頼の特徴として、4月に成人年齢の引き下げが行われたこともあり、選挙権年齢の引き下げと合わせて、「18歳から社会で何ができるのか?」というテーマを希望する学校や自治体等が多いように感じます。
関町図書館からの依頼も同様で、開催当日(6月26日)は感染対策を徹底した上で、 区民を中心に関心のある方が参加されました。
図書館ならではのオリジナリティとして、学習講座に関連する書籍(18歳成人や18歳選挙権)の特設コーナーが設けられ、講座後に気軽に本を手に取れるように工夫されていました。
18歳成人や18歳選挙権を含め、社会・時事問題の様々なテーマについては多くの書籍が発刊されていますが、特に子どもたちにとっては難しい内容も多いため、要点について学習する講座を企画し、そこから本の世界にいざなう試みは素晴らしいと思います。
講演内容としては、「成人年齢引き下げの背景と法改正のポイント」、「18歳選挙権の意義と課題」「主権者教育の事例紹介とマイ争点の体験」の3点です。
・大変わかりやすく勉強になった。
練馬区立関町図書館「学習講座(6月26日)」会場アンケートより
・講座に初めての参加でしたがタイミング良く興味深い内容だった。
・先生への質問にも丁寧に答えていただき助かった。
・学校ではこういった授業がなかったなと改めて思った。とても大切なことだと思う。
会場アンケートでは上記のような感想をいただき、講師として大変ありがたく思います。
こうした学習講座の企画と関連書籍コーナーの設置は、図書館だからこそ可能な取り組みですので、ご関心のある図書館関係者の方は是非ご相談下さい。
写真(講演の様子)及び会場アンケート提供:練馬区立関町図書館
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