神奈川県で「市議会☓高校生」の主権者教育を展開!

県立湘南台高校で藤沢市議会と連携した陳情作りに挑戦!

2019年9月25日、神奈川県立湘南台高等学校(藤沢市)にて、学校設定科目「ソーシャルデザイン」が行われ、県教育委員会「シチズンシップ教育推進プロジェクト会議」の座長として参観しました。

この科目は、3年生の選択必修科目として設置されており、「地域社会への参画」という単元名で実施されています。

神奈川県では、選挙権年齢引き下げ(18歳選挙権)が導入される前、2011年度より県立高校や特別支援学校を中心に「シチズンシップ教育」を実施してきました。

模擬投票に代表される主権者教育も、「政治参加教育」として国や他の都道府県に先駆けて取り組んできたこともあり、まさに「主権者教育の分野をリードする自治体」となっています。

県内でも湘南台高校は特に先進校です。私自身、2011年度に校長委嘱の「シチズンシップ教育アドバイザー」として、授業プログラム「模擬議会」の立案実施に携わらせていただきました。

今回は、神奈川県教育委員会が取り組んでいる「シチズンシップ教育推進プロジェクト」の一環であり、同校での積み重ねを踏まえ、新しい授業モデルに挑戦しています。

それは「藤沢市議会と連携した地域課題解決策の提案」です。

藤沢市議会から「市の施策提案の要請」を受けた湘南台高校では、広報広聴委員会に所属する市議会議員を中心に、実際の議員が授業に参加し、高校生の「陳情づくり」に協力しています。

「陳情・意見陳述」について学んだ後、藤沢市内の各地区をフィールドワークすることで、予備調査や関連施設へのヒアリング等を通じて課題を見つけ出し、市議会議員と意見交換を行いました。

本日は、加藤一藤沢市議会議長をはじめ、様々な会派に属する13名の市議会議員、2名の市議会事務局の担当者が参加し、高校生たちと活発な意見交換を繰り広げました。

高校生一人ひとりにとって、「政治への当事者意識」を育み、実際の社会参画に繋がる授業になりうるのか、引き続き検証していきます。

詳細については、私が座長として取りまとめている「改訂版 シチズンシップ教育 指導用参考資料」に掲載される予定です。

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