令和初の講演 in SFC!大学生が主権者教育を体験
2019年5月6日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で開講された「現代政治論」にゲストスピーカーとしてお招きいただきました。
この授業は、内閣官房副長官や参議院議員を務められ、現在は慶應義塾大学総合政策学部で教鞭を執られている松井孝治教授が担当されています。
松井先生には、大学院時代にお世話になったことがご縁で、「主権者教育をテーマにぜひ講演を」というご依頼をいただきました。
私にとっても、SFCは大学院2年間を過ごした母校であり、尊敬する松井先生の授業に呼んでいただいたことは大変光栄で、ありがたくお引き受けした次第です。
当日は、30名ほどのSFC学部生が受講しており、約90分お話をさせていただきました。
「『18歳選挙権』時代の政治参加とは~体験!主権者教育~」と題した講演の中で、先般の統一地方選挙にも触れながら、選挙への多様な向き合い方や選挙権年齢引き下げの背景、国内外における主権者教育の事例等をご紹介しました。
途中、全国各地の自治体や学校で展開している主権者教育プログラム「マイ争点」も挟み、今年7月に予定されている参議院選挙を見据えて、学生の皆さんに「自分の関心のある政策(争点)」について掘り下げていただきました。
終了後の質疑応答では、
・海外では16歳選挙権が潮流になりつつあると聞いたが、日本では何歳まで選挙権年齢を引き下げるべきなのか?
・自分が育ったフランスではボランティア活動を通じて社会参画を学ぶプログラムがあるが、日本の主権者教育には同様の取り組みはないのか?
・今日は大学の授業だが、高校生は「マイ争点」を通じてどんな感想を持つのか?
等のご質問をいただきました。
講演の中では、松井先生が「選挙制度のあり方」「政党・候補者との(政策)マッチング」等について様々な視点をお話して下さり、私自身にとっても今後の取り組みに向けて多くの学びをいただく時間となりました。
高校生への講演依頼が多い中、大学で主権者教育を行う機会は東京大学・早稲田大学・中央大学・明治学院大学など徐々に広がってきています。
今回お招きいただきました慶應義塾大学SFCの松井先生に心より感謝し、引き続き主権者教育の実践・研究・拡大に努めていきたいと思います。
コメントを残す