福井新聞「生徒会で主権者教育」コメント掲載!

生徒会予算の配分から考える「政治」とは?

2017年12月24日付の福井新聞朝刊に、「福井県立高校生徒会役員集い主権者演習 部活動の予算配分 題材に」という記事が掲載されました。

この記事は、福井県教育委員会が主催した「主権者教育に係る研修会」で、私は2017年度を通じて講師を務めています。

当日は、福井県内の全ての県立高校から生徒会役員48名が一堂に会して、主権者教育としての新しい生徒会活動のあり方を考えていただきました。

研修会の詳細はあらためてブログでご紹介しますが、まずはその模様を取材していただいた福井新聞の記事をご覧下さい。

 主体的な生徒会活動や主権者としての考え方、自覚について、県内の県立高の生徒会役員が学ぶ研修会が23日、福井市の藤島高で開かれた。身近なテーマから政治を考えるために、部活動の予算配分を題材にした演習を実施。生徒は、異なる意見を理解、尊重しながら考えを深めていく、意思決定プロセスの重要性を学び、「生徒会活動に生かしたい」と目を輝かせていた。

 県教委が主催し、25校の生徒会役員計48人が参加した。18歳選挙権や主権者教育が専門で、松下政経塾研修局の西野偉彦さん(33)が講師を務めた。

 演習では、題材とした部活動への予算配分で▽表彰回数が多いほど予算を厚くする▽部員の人数に応じて配分する▽実績、部員数にかかわらず一律―の三つの基準案についてまず投票し、グループで各案の功罪を議論。

 「熱心な部の活動を充実させ、部活動全体を活性化させる」「個人競技と団体競技では表彰基準が違う」「多様な活動を認めるべきだ」など、それぞれの長所短所を訴えた。再度の投票では、1回目は最も支持が少なかった「一律予算」が唯一、票を伸ばした。

 西野さんは「限られた財源をどのように配分するかは、国の予算に置き換えれば実社会の問題と同じ」と説明。「現実の政治にも関心を高めて」と訴えた。

 科学技術高副会長の高橋佑介さん(2年)は「ほかの人の意見を聞いて、新しい見方ができるようになった。考え方を予算決定以外の活動にも生かしたい」、金津高会計の稲木瑠亜さん(2年)は「社会の問題も身近なところから関心を持つことが重要と分かった」と話していた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です