上尾市議会(議員研修会)「主権者教育と地方議会」講演

議会事務局より初めての講演依頼

2025年1月22日、埼玉県の上尾市議会「議員研修会」に講師として登壇しました。

これまで、全国各地の選挙管理委員会教育委員会などで講演をする機会は多かったのですが、議会事務局からの講演依頼は今回が初となります。

松下政経塾の出身者ということもあり、市議会・県議会・国会の各議員との個別の意見交換は行っていましたが、大勢の議員の皆さんを前にお話しすることも初めてでした。

当日の演題は「主権者教育の推進と地方議会の役割」

主権者教育の定義から始まり、従来の公民科の授業との違い国内外の取組事例などを紹介しつつ、市議会と県立高校との連携で主権者教育に取り組む自治体についても詳しく話しました。

終了後は時間が足りなくなるほどに多くの議員の方からご質問いただきました。

上尾市でより主権者教育を充実させていくために」という視点で、実施可能で具体的な授業プログラムや教育委員会との連携方法などについて、多角的にお聞きいただき、講師としても大変学びの多い機会となりました。

過去、多くの高校生の(大学生も)まちづくり政策コンテスト(授業)の講師や審査員などを務めるたびに思うのは、「なぜ議会に働きかけをしないのか」という点です。

もちろん、市役所や町村役場、都道府県庁と連携・提言するのも主権者教育ですが、同時に各議会と関わる機会もより増やしていくべきではないでしょうか。

学校側(生徒も含めて)が議会へのチャンネルや連携方法をあまり知らないことや政治的中立性の確保などが議会と関わる機会を持ちづらい一因ではとも思います。

一方、議員の皆さんは主権者教育に関心があったり、熱心に取り組まれている方がいることも実感しています。

今回の上尾市議会のように、議員研修会などで講師の依頼をいただくことを通じて、それぞれの自治体ならではの主権者教育の展開についてご協力できればと考えています。

写真提供:上尾市議会事務局

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