松下政経塾共創センターの依頼で東京研修に登壇
2024年11月13日、高槻高等学校(大阪府高槻市)の2年生約100名を対象に、「18歳選挙権と主権者教育」をテーマにした講演会が開催され、講師として登壇しました。
同校の東京研修に協力している松下政経塾共創センターによる企画の一環で、今年4月に松下政経塾に入塾した45期生にも聴講していただきました。
昨年度までは松下政経塾の職員として講演しましたが、今年7月より第一生命経済研究所に移りましたので、今回は7年目にして初めて政経塾の卒塾生としてお話しすることとなりました。
私からは「18歳選挙権って何だろう?~体験!主権者教育~」と題して50分ほど講演。
講演では18歳選挙権の背景と意義、18・19歳の投票率の推移、国内外の主権者教育や若者参画の最新事例などをご紹介しました。
毎回「初めて政治や選挙について考えた」という生徒の方が多いので、できるだけ具体的な話をすることで分かりやすい講演になるよう工夫を凝らしました。
今年10月の衆議院総選挙で毎日新聞にも取り上げられ、様々な学校や自治体でも好評をいただいている主権者教育プログラム「マイ争点」も実施。
「マイ争点」の政策項目をリニューアルして、来年の参議院選挙を想定して取り組むことができるようにしました。
高校生の皆さんは、マイ争点ワークシートに記入するにあたって、周りの友人たちと意見交換しながら楽しく取り組んでいました。
講演後の質疑応答では、
・なぜ日本では被選挙権年齢は引き下がらないのか?
・高校生として主権者教育を推進したいが何をすればいいのか?
・なぜ第一生命経済研究所に入社しどのような仕事をしているのか?
2024年度高槻高校「主権者教育講演会」より
と、次々と手が上がるほど熱心に向き合おうとする姿勢を嬉しく思いました。
以前より、主権者教育は「18歳(高校3年生)になったらやればいいのではなく、段階的かつ継続的に取り組んでいくべき」と考えていますが、高槻高校はそのモデル校です。
引き続き、全国各地の自治体や学校、青年会議所などにご協力していますので、主権者教育や若者の政治参加の取り組みに関心のある方は是非ご相談ください。
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