「若者の政治参加・主権者教育」を伝えるアプローチとは?
2020年10月7日(水)より、テレビ神奈川(tvk)にてドラマ『ハンサムセンキョ』が放送開始されました。
この作品は、架空の都市・新光市を舞台に、理想の未来のため、全力で市長選挙を駆け抜ける男たちを描く「選挙」コメディドラマです。
放送後、SNSでは「出演者が本当に全員ハンサム!」「15分でテンポがよい」「選挙も楽しく学ぶことができる」等の声が多く見られました。
実はこのドラマ、私が脚本段階から監修を務めており、足掛け半年にわたり選挙や政治について専門的な見地からアドバイスを行ってきました。
ご依頼をお引き受けした理由は、若い世代を主なターゲットにしたコメディドラマを一つのメディアとして、主権者教育や政治参加に関する新しいアプローチになるのでは、と考えたからです。
私はこれまで10年以上、若者の政治参加や主権者教育を推進してきました。
学校現場での講演や実践は延べ300回以上を数え、それらをもとにした独自研究や文部科学省の調査等に携わり、近年は神奈川県教育委員会など自治体での政策検討・実施等も増えています。
すなわち、主権者教育の充実、若者の政治参加の促進、ひいては「成熟した民主主義社会の実現」に向けて、多様なアプローチを模索してきたわけです。
しかし、政策立案・現場実践・研究検証で十分ではなく、やはり主権者教育や政治参加の重要性をメディアを通じて発信することも不可欠です。
そのため、新聞各紙やテレビ各局の取材やインタビュー等に協力して、その時々の選挙や政治情勢、社会課題について意見を発信してきました。
今回のドラマ監修もその一環ですが、もしかしたら従来のメディア発信だけでは届かなかったかも知れない人たちにも、ドラマという特性を通じて、まさに「楽しみながら選挙や政治について考える」ことを伝えられるのではと願っています。
ドラマ『ハンサムセンキョ』はYouTubeでも公式配信されていますので、tvkが写らない地域の方も是非ご覧下さい。
もちろん、引き続き新聞やニュース番組等を通じた主権者教育・若者の政治参加についての発信にも取り組んでいきますし、その前提となる学校現場での実践、国・自治体での政策立案・実施に更に注力していきます。
コロナ禍に負けず、国・自治体・学校等から続々と依頼が来ていますので、あらためてご紹介したいと思います。
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