報道番組「ABEMA Prime」にて主権者教育のゲスト生出演!

参院選を前に、若者の政治参加と主権者教育について激論!

2022年6月6日、インターネット報道番組「ABEMA Prime」主権者教育が特集され、専門家のゲストとして生出演しました。

この「ABEMA Prime」に出演するのは6年ぶり2度目で、前回は松下政経塾の特集の際にロケの案内人としてご紹介いただきました。

今回は、自分自身の専門分野である主権者教育がテーマということで、テレビ朝日のスタジオから30分ほど出演することになりました。

7月の参院選の公示日前に、公立高校が「政治参加講演会」として首相経験者を招く事例に関連して、主権者教育における政治的中立性のあり方や、具体的な主権者教育の方法今後の主権者教育のあり方に至るまで、スタジオの皆様と白熱した議論を展開しました。

スタジオでお話をさせていただいたことは、

・18歳選挙権以降、主権者教育が注目されているが、政治的中立性の担保が前提。
・主権者教育は、若者の投票率をUPするためだけにやっているわけではない。
・身近な学校生活のテーマ(部活予算の配分や校則見直し等)も主権者教育の題材。
・投票での基準が分からない生徒のために「マイ争点」プログラムを提案している。
・主権者教育では、「生徒に教える」ことよりも「生徒が気づく」ことが大切。

「ABEMA Prime」2022年6月6日 より

という主権者教育に関するポイントです。

10年以上にわたり、国内外の教育現場で主権者教育の研究・実践に取り組んできたことを踏まえて、私なりの見解を述べさせていただきました。

当日の模様は、「ABEMA TIMES」でも概要が記事化されましたので、私のコメントの箇所のみご紹介します。

かつて神奈川県教委が設置した政治教育に関する会議の座長を務めた経験もある西野偉彦・慶大SFC研究所上席所員は「主権者教育と聞くと投票率を上げるためにやっているというような誤解があるが、本来は国や社会の問題を自分のこととして捉えるということがポイントなわけで、そこは模擬選挙を一生懸命やったとしても、関心が高まらなければ本末転倒だ」と話す。

「例えば社会科教育の中で重点が置かれてきた政治の仕組みだけではなく、その中身である政策についてもしっかり考えましょうということだ。私が薦めているのは、憲法でも消費税でもコロナ対策でも構わないので、自分が関心を持つ“マイ争点”を掘り下げ、各政党、各候補者が何を言っているのかを考えてみる。あるいは部活動の予算の配分の基準を考えることで税金の配分を考える気づきにもつながるので、校内やクラスのルールなど、より身近な問題について考えてみるのも大切だ」。

ABEMA TIMES 2022年6月7日付

また、 「ABEMA Prime」 公式YouTubeチャンネルでは既に動画配信が始まっていますので、是非ご視聴いただけますと幸いです。

ゲストの私にとっても、スタジオでの様々な意見、また視聴者からのエールや感想をいただいて、 主権者教育についての新たな視点や学びの多い貴重な機会となりました。

ご依頼いただいたスタッフの皆様、共演させていただいたコメンテータの皆様、そして視聴いただいた皆様に、心より御礼を申し上げます。

参院選を控えて、この「ABEMA Prime」だけではなく、非常に多くのメディアからの取材依頼をいただいておりますが、一つ一つ丁寧に、主権者教育のあり方について発信をさせていただきます。

ご関心のあるメディア関係者の皆様、そして、主権者教育に取り組もうとしている学校や教育委員会、青年会議所等の教育関係者の皆様、是非お気軽にご相談下さい。

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