コロナ禍に立ち向かう高校生徒会の活動を紹介!
2020年11月15日、朝日新聞朝刊(全国版)に、共同代表を務めている「一般社団法人生徒会活動支援協会」が掲載されました。
「(いま子どもたちは)コロナ下の生徒会」という特集で、学校によって一度は中止が決定された文化祭を、生徒会が主体となって開催にこぎ付けた滋賀県立膳所高校の取り組みが紹介されています。
私もかつて公立高校で生徒会長を務めており、伝統的で規模の大きな文化祭への想いも共通しているだけに、膳所高校生徒会の奮闘にはまさに記事の見出しのように「胸が熱く」なりました。
実は、この膳所高校生徒会は2020年度の日本生徒会大賞特別賞にも選ばれました。
日本生徒会大賞は、私たち生徒会活動支援協会が創設し、2017年度より募集を開始した表彰で、コロナ禍に負けず今年度も多くの高校生徒会より応募がありました。
膳所高校生徒会の特別賞受賞の選評は、
新型コロナウイルス感染症拡大により、県の要請をうけ、一度は中止が決定された文化祭(湖風祭)の開催を目指して、「湖風祭とは一体何なのか」という根本的な点から見直しを始め、「2020年度湖風祭 新型コロナウイルス 感染防止 マニュアル」の作成など、徹底した感染拡大防止対策を行いながら、充実したプログラムを両立した新たな形の文化祭を実現した点を高く評価した。
今日の生徒会活動には、学校や社会の様々な状況変化に対応しながら、多様な他者と協働し、主体的かつ創造的に課題を解決する取り組みが広く求められている。今回の感染症流行という大きな社会変化の中で、いち早く創造的な試みを実現した膳所高校生徒会は、特別賞に値すると考えた。今回の経験を活かしながら、文化祭に限らず、より充実した生徒会活動の発展に期待したい。(当協会HPより)
というもので、今回の朝日新聞にも取り上げられている活動内容となっています。
生徒会活動支援協会は、各校の生徒会活動をサポートするとともに、18歳選挙権や18歳成人を機に「新しい生徒会」の創造を目指す団体です。
朝日新聞の記事では、
生徒会についての調査などをしている一般社団法人「生徒会活動支援協会(東京)」によると、生徒会は戦後、民主的な教育の実現のため、連合国軍総司令部(GHQ)が全国で導入を進めていった。1949年に教育課程に盛り込まれた。
と紹介されています。
当協会では、日本生徒会大賞の他、生徒会活動に関する調査・研究、生徒会役員や顧問向けの「新しい生徒会シンポジウム」や「高校生徒会リーダー研修」等を企画しています。
当協会や生徒会大賞にご関心のある生徒・教員・教育委員会・メディア等の方は、ウェブサイト「生徒会.jp」をご覧いただければ幸いです。
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