福島、栃木、静岡…各地から生徒会長たちが集結!
2017年8月3~4日、「高校生徒会リーダー夏合宿2017 in 松下政経塾」が開催されました。
主催は、各校の生徒会活動をサポートするとともに、18歳選挙権を機に「新しい生徒会」の創造を目指す一般社団法人 生徒会活動支援協会。
私は、当協会の理事長を務めているとともに、公益財団法人松下政経塾の卒塾生であり現在は研修局主担当でもあることから、今回のプログラムの企画に携わりました。
この合宿の目的は、
全国の高校から「学校のリーダー」である生徒会役員が一つの場所に集い、交流を深めるとともに、政治・経済・教育など各分野にリーダーを輩出してきた「松下政経塾」において、これからの学校を担う「リーダー」とはどうあるべきなのか、「リーダーとして目指すビジョン」とは何なのか、互いに切磋琢磨して探求することを目指す。
という、当協会としては初めての試みでしたが、福島、栃木、静岡、東京、神奈川から、公立・私立にかかわらず、生徒会役員および経験者の高校生たちが約20名参加!
基調講演は「18歳選挙権時代の‟新しい生徒会”を創ろう!」と題して、私の方から18歳選挙権の意義と課題、模擬議会や生徒会予算の配分プログラムなど主権者教育の事例紹介、当協会が目指すビジョンなどについてお話しました。
続いて、「未来のリーダーを目指す私の挑戦」として、現役の松下政経塾生2名(馬場雄基塾生、髙橋菜里塾生)が「自らの素志とビジョン」について発表。馬場塾生は、自らも高校で生徒会長を務めていたことにも触れ、高校生たちの共感を得ていました。
その後、グループワークとして、「高校生リーダー素志検討会~私が目指したいリーダーやビジョンとは?~」を実施し、各校の生徒会活動で抱える課題や悩みを共有し、そのソリューションやビジョンについて議論。
印象深かったのは、高校生たちは積極的に自分の意見を述べるとともに、同じグループ(それぞれ初対面)のメンバーの考えを否定したりせず、お互いを活かしながら、一つの合意に緩やかに持っていこうとしていた「合意形成の力」です。
まさに、民主主義社会において不可欠な要素であり、生徒会活動を通じてそれを身に付けていることをあらためて実感しました。
他にも、パナソニック創業者・松下幸之助の「経営理念」を学ぶ特別講演、松下政経塾ならではの早朝研修にも参加するなど、多角的な観点からリーダーシップについて考える機会を多く用意しました。
合宿の最後には、「高校生徒会リーダー素志発表会」として、一人一人が生徒会役員としてこれから取り組んでいきたい課題やビジョンなどについて力強くスピーチ。
学校の枠を超えた生徒会活動の仲間を得、生徒会リーダーとしての決意を新たに、それぞれの学校にこの合宿での気づきを持ち帰っていきました。
生徒会活動支援協会の理事長としても、松下政経塾の研修局主担当としても、今回の合宿は「生徒会活動の新たな可能性」を模索するとともに、高校生という若い世代へのリーダー教育のあり方について実践的に考える機会となりました。
ご参加いただいた高校生の皆さん、ご紹介をいただいた皆様に心から御礼を申し上げます。
※写真撮影:一般社団法人生徒会活動支援協会
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