公平で公正なルールのもとで選挙を行うために
2023年6月6日付の東京新聞朝刊(社会面)に「選挙運動はがきに無断で名前使用 法的問題は?悪質性の有無カギ」で、識者としてのコメントが掲載されました。
今年4月に行われた統一地方選挙で初当選した東京都大田区議会議員の一人に、選挙運動はがきに「推薦者」として名前を無断で掲載されたと問題視する男性がおり、法的に問題がないのかどうか、取り上げられています。
私は(この大田区議選ではありませんが)過去に様々な選挙にも携わった経験があり、選挙制度に関する識者として取材を受けました。
選挙制度に詳しい慶応大SFC研究所の西野偉彦・上席所員は、今回のような名前の無断使用について「選挙はがきは有権者の投票行動に影響を及ぼす可能性がある。選挙の公平性、公正性に関わる問題」と指摘。「例えば、誰かの応援を受けていると記載する場合、文書で許可を得なければいけないなどルールを設けるべきだ」と提案した。
東京新聞2023年6月6日付朝刊より
このニュースについては東京新聞がデジタルでも詳報しています。
①議員に名前を勝手に使われた…はがきに「私も応援しています」 手違いというけど、法的に問題ないの?
②続報・選挙はがきに無断で名前使われた男性、大田区議会に真相解明求める陳情書
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