明星高校(東京)で「18歳選挙権」オンライン講演!

衆院選に向けて高校2年生約100名が「マイ争点」に挑戦!

2021年1月16日、明星高等学校(東京都府中市)で主権者教育講演会が開催されました。

このウェブサイトを通じて、教員の方から依頼をいただき、「18歳選挙権って何だろう?~体験!主権者教育~」と題して登壇しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を考慮して、今回はオンライン(Zoom)での講演会となり、高校2年生全員約100名を対象に、質疑応答も含めて80分程度でお話をさせていただきました。

講演では、18歳選挙権の意義・背景・課題、主権者教育の定義・実践(小学校・中学校・高校)、海外の先進的な若者参画の事例を取り上げ、日本・世界の両方の観点から若者の政治参加のあり方を一緒に考えていただきました。

また、学校や自治体等で好評をいただいている主権者教育の体験プログラム「マイ争点」も実施し、自分にとって大切だと思う政策項目について考える時間も設けました。

終了後の質疑応答では、

・2022年度から高校で「公共」が導入されるが、この科目を受けられない生徒はどんなことを学べばいいのか?
・ドイツでは「投票マッチングサービス」を実施していると聞き興味を持ったが、政治的中立性をどう担保しているのか?
・被選挙権年齢の引き下げについてはどう思うか?
・自分が住む選挙区で若い世代の声を反映する候補者をどう見極めればいいのか?
・家庭や地域で選挙の話をすることは難しい中で、どうすれば若者以外の人々が政治に関心を持てるのか?

等々、生徒の皆さんから積極的で鋭い質問を多くいただきました。

感想文を後日いただきましたが、皆さんは沢山の気づきや学びがあったそうで、講演をさせていただき嬉しく思います。

昨年は、休校措置等の影響で、主権者教育に取り組む授業時間が取れなかった学校も少なくないのが現状です。

一方で、今年は、全国的には衆議院議員総選挙首都圏では東京都議会議員選挙・横浜市/さいたま市/千葉市の各市長選挙等、国政・地方を問わず多くの選挙が予定されており、18・19歳の投票率が低下傾向にある中、主権者教育が一層重要になります。

こうした状況で、オンラインを活用した主権者教育の講演会を企画された明星高校は他校のモデルになると感じました。

もちろん、コロナの感染状況が落ち着けば学校に伺った講演会も実施できると思いますし、引き続き取り組んでいきます。

今年は「選挙イヤー」だからこそ、リアル・オンラインにかかわらず柔軟に対応しますので、18歳選挙権や主権者教育に関心のある教員や教育委員会、選挙管理委員会等の方は、是非ご相談いただければ幸いです。

※校舎の写真:明星高等学校HP(沿革)より

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