大阪の18歳投票率は東京より12%も低い!高校生はどう考える?
11月16日、私立高槻高等学校(大阪府高槻市)の2年生130名を対象に、「18歳選挙権」のトークイベントが開催されました。
昨年度から同校の東京研修に協力している(公財)松下政経塾が企画したものです。
私が基調講演とコーディネーターを担当し、スペシャルゲストとしてタレントの春香クリスティーンさんをお招きし、高校生2名を交えたトークセッションを行いました。
春香クリスティーンさんは、政治に詳しいタレントとして多くのテレビ・新聞等でご活躍されています。当日も読売テレビ「ミヤネ屋」に出演後、駆けつけて下さいました。
私の基調講演「18歳選挙権をブームで終わらせるな!~主権者教育の現状と展望~」では、今夏の参院選の18歳投票率の都道府県別の結果を提示。
18歳投票率が最も高かった東京都(62.23%)に比べると、高槻高校がある大阪府(50.37%)は12%も低い結果を紹介すると、会場の高校生たちはびっくり!
全国で展開されている主権者教育の現状と課題についてもメモを取りながら、生徒の皆さんたちは30分間熱心に耳を傾けてくれました。
続くトークセッションでは、春香さんと会場を代表して2名の高校生も登壇。
まだ選挙権を得ていない2年生たちでしたが、「選挙に立候補している人の街頭演説を聞く機会があった」「選挙に関心がないのではなく、むしろ新聞を読んだり、選挙ではニュースを見たりしていた」など、投票に行こうという前向きな声が飛び交いました。
その一方で、「どの候補者も、自分の名前を連呼するだけで、何をしたいのか(政策)まではよく分からなかった」「争点が多すぎて、どれを判断基準にして投票すればいいのか悩む」など、政治参加を躊躇する声も。
春香クリスティーンさんは、「自分の関心のあるテーマを見つけて、それを深堀りすることが大切だと思います」「SNSを使って候補者の情報を集めることもいいですよね」と、高校生たちに真剣に向き合って下さいました。
会場の高校生からは、「アメリカ大統領選挙の結果についてどう思うか」「選挙期間中の報道のあり方について」など、非常にシャープな質問が次々と出て、春香さんと交互にお話しさせていただきました。
高校生たちにとっては、楽しく「18歳選挙権」について考え、実際の社会参画につなげていく第一歩になったのではないかと思います。
お忙しいところご登壇いただいた春香クリスティーンさん、ありがとうございました!
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